夏になると、公園や道路沿いで鮮やかな花を咲かせている「夾竹桃(きょうちくとう)」。
一方で、
- 「毒があるって聞いたけど大丈夫?」
- 「危険なのに、なぜわざわざ植えるの?」
と疑問に思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
実は、夾竹桃が広く植えられているのには、ちゃんとした理由があります。この記事では、夾竹桃が選ばれる背景をわかりやすく解説します。

そもそも夾竹桃とはどんな植物?
夾竹桃は、夏に長期間花を咲かせる常緑低木です。
主な特徴はこちら。
✔ 真夏でも元気に咲き続ける
✔ 暑さ・乾燥に非常に強い
✔ 排気ガスや大気汚染にも強い
✔ 手入れがほとんど不要
見た目が美しいだけでなく、とにかく環境への耐性が非常に高い植物として知られています。
夾竹桃はなぜ植えられるのか?
危険性が指摘されることもある夾竹桃ですが、それでも各地で植栽されているのには理由があります。
① 圧倒的に丈夫で枯れにくい
夾竹桃最大のメリットは「異常なほど丈夫」であること。
- 真夏の猛暑
- 雨が少ない環境
- 痩せた土壌
このような厳しい条件でも問題なく育ちます。
公共の場所では、頻繁な水やりや手入れが難しいため、放置気味でも育つ植物は非常に重宝されます。
② 排気ガス・大気汚染に強い
街路樹や道路沿いに多いのも、夾竹桃の特徴です。
通常の植物は排気ガスで弱りますが、夾竹桃は耐性が非常に高く、都市環境に適応できます。
そのため、
- 幹線道路
- 工場周辺
- 都市部の植栽
などで昔から利用されてきました。
③ 花の時期が長く景観が良い
夾竹桃は夏の長い期間にわたって花を咲かせます。
真夏は花が少ない季節ですが、夾竹桃は暑さに強いため見栄えが良い。
景観維持の観点からも採用されやすい植物です。
④ 手入れコストが低い
公共施設や広い敷地では、維持管理コストが重要です。
夾竹桃は、
✔ 水やりほぼ不要
✔ 病害虫に強い
✔ 剪定頻度が少ない
といった特徴があり、管理コストを抑えられます。
それでも注意すべき「毒性」
ここは非常に重要なポイントです。
夾竹桃は植物全体に強い毒性を持っています。
特に有名なのが以下の点。
- 葉・花・枝・根すべて有毒
- 誤食は危険
- 煙にも毒性があると言われる
とはいえ、通常は触れただけで危険になることはほとんどありません。
問題になるのは、
✔ 口に入れる
✔ 枝を燃やす
✔ 樹液を大量に扱う
といったケースです。
なぜ規制されないの?
「危険なら禁止すべきでは?」と感じるかもしれません。
しかし、
- 観賞用植物として長年利用されている
- 正しく扱えば事故は稀
- 他にも有毒植物は多い(スズランなど)
といった事情から、全面禁止にはなっていません。
まとめ:合理的な理由で選ばれている植物
夾竹桃が植えられる理由をまとめると…
✔ 非常に丈夫で枯れにくい
✔ 都市環境に適応できる
✔ 景観維持に優れる
✔ 管理コストが低い
つまり「危険だから植えられている」のではなく、
「圧倒的に扱いやすく、環境適応力が高いから選ばれている」
というのが実情です。
もし身近に夾竹桃がある場合は、
✔ 子どもが葉や花を口にしない
✔ 枝を燃やさない
この2点だけ意識すれば、過度に怖がる必要はありません。


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